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『小倉昌男 経営学』感想|クロネコヤマトの生みの親から学ぶ「常識を打ち破る」戦略

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今やネット通販は、私たちの生活になくてはならないものになりました。
Amazonや楽天でポチれば翌日には荷物が届く。その裏で、常に私たちの生活を支えてくれているのが「宅配便」です。

ふと考えると、ネット通販会社は大儲けしているイメージがあるのに、運送屋さんはそれほど儲からない……なんて構造も見えてきます。

それはさておき、今回はそんな宅配便のスタンダードを作り上げた、クロネコヤマトでおなじみ「ヤマト運輸」の元社長・小倉昌男さんの著書をご紹介します。

小さな運送屋がなぜ「全国区」になれたのか?

本書『小倉昌男 経営学』は、もともとは街の小さな運送屋に過ぎなかったヤマト運輸が、どのようにして日本中にネットワークを広げていったのか、その軌跡が書かれています。

一言でいえば、「運送業界の常識を打ち破ってきた戦略」の記録です。

  • ヤマト運輸で現在働いている人
  • これから運送業界で働きたいと思っている人
  • ビジネスの戦略や経営に興味がある人

こういった方々には、まさに必読の一冊。
「経営の本」と聞くと難しそうですが、語り口が非常に整理されていて、驚くほどスルスルと読めてしまいます。

成功を邪魔するのは「過去の成功体験」

本書の中で、僕が最も心に刺さった一節を紹介します。

たとえどれだけすぐれていようとも、経営者の過去の成功体験が、時代が変わって新しい仕事を始めるときに大きな妨げになることがある――。

まさに、今の時代にも通じる痛烈なメッセージではないでしょうか。
「昔はこのやり方でうまくいったんだ」という理屈が、変化の激しい現代社会では通用しないことが多々あります。

過去のやり方に固執せず、新しい技術や仕組みを柔軟に取り入れていく姿勢がいかに大切か、改めて気づかされます。

「前例がない」と言う管理職が多い組織は危ない

しかし現実には、「過去に前例がないからダメだ!」と言って思考停止してしまう管理職が多く居座っている大企業は少なくありません。

この本が面白いのは、ただの成功物語ではないところです。
新しいことに挑戦しようとする小倉さんと、それに反対する役員たち、さらには労働組合との激しい対立などもリアルに描かれています。

組織の中でどう戦い、どうやって自分のビジョンを実現していくか。その人間ドラマの部分も、非常に読み応えがありました。

これからの時代を生き抜くための「本物の経営センス」を学びたい方は、ぜひ手に取ってみてください。

今回紹介した本はコチラ

小倉昌男 経営学
小倉昌男 著

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