「ブログで飯を食う」
ブロガーなら誰もが一度は憧れる言葉ではないでしょうか。
ブログ本といえば、この本! と呼ばれる名著があります。
今回ご紹介するのは、発売から時間が経っても色褪せないバイブル『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』(染谷 昌利 著)です。
最近のブログ論は「効率的なアフィリエイト」や「SEO対策」などのテクニックに偏りがちです。しかし本書を読むと、「ブログとは本来、個人の創作活動であり、生き様そのものである」という原点に立ち返ることができます。
著者の染谷さんのTwitter(現X)も、ブロガーにとって有益な情報ばかりですので、ぜひチェックしてみてください。
今回は、本書の中から特に心に刺さった9つの言葉を引用し、ブログで成果を出すための本質を紐解いていきます。
1. 「個性」と「差別化」の正体
AI記事が溢れる今だからこそ、最も重要なのが「誰が書くか」です。
人との違いが価値である
【感想】真似の先にあるもの
最初は成功者の真似(守破離の守)でも良いと思います。しかし、真似だけで終わってはオリジナルを超えることはできません。「自分にしか書けない視点」や「体験」を乗せてこそ、読者に選ばれるブログになります。
ブルーオーシャンなんてものは、「今」「この世界」には存在しないもの。「これから」「あなたが」「新しく」「創りだして」いく市場こそがブルーオーシャンです。そのブルーオーシャンを創り出すまでは、血みどろのレッドオーシャンを生き抜いていく必要があるということを忘れてはいけません。
【感想】楽園は自分で作るもの
「どこかにライバルのいない楽園(ブルーオーシャン)があるはず」と思って探し回ってしまいますが、それは幻想です。隣の芝生が青く見えているだけ。
泥臭いレッドオーシャンで戦い、信頼を積み重ねた先にしか、自分だけの市場は生まれないのです。
2. ネタ切れを防ぐ「行動力」の磨き方
「ブログに書くことがない」と悩む人は多いですが、著者はこう断言します。
飯が食えるブログを作るためには、とにかくネタを集める必要があるという事は強く意識していました。何かを経験したら「メモ」、「撮影」、「背景の調査」は忘れずに。
マーケットリサーチと言われても何をやったらいいのか……という人も多いと思います。実はそんなに難しく考える必要は無くて、とにかく外に出て、いろいろな生の情報を仕入れてくるだけです。
【感想】パソコンの前から離れよう!
お店でごはんを食べたら写真を撮る、イベントに行ったらメモを取る。
「背景の調査」まで徹底するのは大変ですが、これこそが記事の厚み(一次情報)になります。部屋に引きこもってネットサーフィンするのではなく、外に出て体験したこと全てがネタになるのです。
そして、記事を書くときは「完璧」を目指さないことも大切です。
すべて最初からやろうと思わない
ブログの基本は文章。
サイトのデザインなどに力を入れるのは後にして、文章を書きましょう。
最初からいろいろやろうとすると中途半端になります。
デザインに凝りすぎて記事が書けないのは本末転倒ですよね(自戒も込めて……)。まずはコンテンツありきです。
3. ビジネスとしての「戦略」と「投資」
ブログを単なる日記ではなく「事業」にするためには、視座を高める必要があります。
著者が主催するような講演会等にも足を運んでみたりもしました。その講演会や勉強会で知り合った人たちは僕のようなサラリーマンも多かったですが、個人で事業を営まれている人たちも少なくありませんでした。たとえ小さくても、やはり一国一城の主である人たちも交流が増えるに連れて、「自分で何かをやる」という選択肢もありなんだという考えが心の中に広がっていきました
【感想】環境を変える
目標となる人がいれば、セミナーに参加して「空気感」に触れるのは有効です。
ただし、高額なセミナーや情報商材には要注意!
あなたの目的は「スキルを得ること」であり、「主催者に貢ぐこと」ではないはずです。そこは冷静に見極めましょう。
また、アクセスを集めるための具体的な戦略についても触れられています。
世間のニーズが高そうな商品を先んじて探し出し、発売前からその商品を使いこなすための情報を充実させたサイトを作成。発売日当日に一気にアクセスを集めて、他のブログやSNSで紹介してもらうことで、安定したアクセスを維持する。
これは「トレンドブログ」や「特化ブログ」の王道戦略ですね。成功しているブロガーは、皆これを徹底しています。
広告費に関する「矛盾」の正解
最後に、少し難解な「広告」の話について。
著者はまず、こう警告します。
目先の売上を上げることだけに集中しすぎてしまうと、売上を上げるためには広告を出さなければいけないという視野が狭い状況に追い込まれます。
しかし、後半ではこうも述べています。
ネットショップや、ウェブ制作会社、司法書士・行政書士等のサービスを提供する会社(事務所)も広告を活用して収益の向上を図っている場合が多いです。
【感想】戦略なき広告はNG
「あれ? さっき広告はダメって言ってなかった?」と思いますよね。
これは、
× 自転車操業的な広告(売上がないから焦って広告を出す)
〇 戦略的な投資としての広告(ビジネスを加速させるために使う)
という違いでしょう。
司法書士の過払い金請求CMなどが良い例ですが、回収の見込みがあるなら広告は強力な武器になります。目先の金銭欲ではなく、戦略を持てということですね。
まとめ:テクニックの前に「芯」を作ろう
『ブログ飯』は、楽して稼ぐ方法を書いた本ではありません。
しかし、小手先のテクニックが通用しなくなった現代だからこそ、本書に書かれている「個性を武器にする」「読者に価値を提供する」という本質が輝きます。
- ブログの方向性に迷っている
- アクセスが伸び悩んでいる
- 自分だけの強みを見つけたい
そんな方は、ぜひ本書を手に取って「ブログ飯」への第一歩を踏み出してみてください。
▼今回紹介した本はコチラ
ブログ飯 個性を収入に変える生き方
染谷 昌利 著

