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【感想】『転職と副業のかけ算』|地方ホームセンターから年収を爆増させた「凡人のための生存戦略」

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「転職本」や「キャリア論」と聞くと、少し身構えてしまいませんか?
著者が一流大学出身だったり、外資系コンサル出身だったり、起業家だったり……。「元々のスペックが高い人の成功体験でしょ?」と感じることも少なくありません。

しかし、今回ご紹介する『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』は違います。
著者のmotoさんは、なんと地方のホームセンター
勤務からのスタート。そこから年収240万円→1000万円超え、さらに副業年収4000万円へと駆け上がった人物です。

この本が面白いのは、彼がホームセンターを選んだこと自体にも「戦略」があったという点。
子供のころに、箱なしのゲームカセットを安く買って、友達から同じゲームの空き箱をもらって高く売るというエピソードからも、彼が根っからの「商売人」であることがわかります。

今回は、特別な才能がない私たちが、どうやって資本主義社会を生き抜くべきか。そのヒントが詰まった本書の要点を、私の感想とともにご紹介します。


この本はこんな人にオススメ

  • やりたいことはないけど年収をあげたい人
  • 副業に興味ある人、している人
  • 営業をしている人

1. 年収を上げるための「場所選び」の鉄則

努力よりも重要なのが「どこで働くか」です。本書では、年収アップのための明確な基準が示されています。

業界は年収に大きく影響するので、業界を変える軸ずらしがオススメです。年収レンジの高い業界は、基本的に「動くお金が大きく、かつ利益率が高い」業界が該当します。例えば、商社やコンサル、金融、通信、広告などです。

【感想】「軸ずらし」という視点

職種(営業など)は変えず、業界だけを年収の高い方へスライドさせる「軸ずらし」。この視点は非常に重要です。ただ、最近はこの本の影響もあり、同じことを考えているライバルが多いので競争は激しいのが現実ですね。

また、会社の選び方についてもこう述べられています。

転職先の選び方としては、「今儲かっているのか? これから先、儲かる見込みはあるのか?」を考えてみてください。給料は売り上げが立ってこそ出るものなので、儲かる市場に身を置くことは年収を上げる要素になります。

「短期で結果が出せる」「自分が自由にやっても怒られない」「転職で評価される実績が出せる」

これには「なるほど」と納得。やりがいも大事ですが、まずは「儲かっている市場」に身を置かないと、給料の原資がないのですから。

2. 自分の「市場価値」を高める思考法

会社にぶら下がるのではなく、個人としてどう戦うか。耳の痛い指摘がたくさんありました。

市場価値の低い人に共通するのは「同じ給料ならムダに働かないほうがいい」という考え方です。

【感想】ドキッとする指摘

スミマセン。私も以前はそういう考えでした。「サボったほうが得」と考えているうちは、市場価値が低いままなんですね。大きな気づきです。

では、どうすればいいのか。著者は「徹底的な模倣」を推奨しています。

デキる人を徹底的にマネて、自分のスキルに落とし込む。他人の知見や経験を自分の血肉にして、成果に繋げる。地道な基礎の積み重ねこそが、成果を出す近道

副業でもスポーツでも、デキる人を真似るのが基本中の基本ですね。
そして最終的には、以下の境地を目指すべきだと説きます。

「 個人として何ができるか」「看板のない自分にできることは何か」を考えて行動することが、自分の市場価値に繋がる

これはなかなか難しいことですが、会社の看板を外した時に何が残るか、常に自問自答する必要があります。

3. 転職エージェントと交渉の「裏側」

本書の白眉は、かなり生々しい「転職活動のテクニック」です。
エージェントや求人情報の「嘘と真実」を見抜く眼力が養われます。

企業から特別に依頼を受けている非公開の求人がある」と特別感を出してくることもありますが、経験上、数週間後に転職サイトに掲載されている求人であることがほとんどなので、こうした情報は鵜呑みにしないほうがいいです。

希望年収を少し高めに伝えることも大切 です。企業に遠慮して「現年収を維持」とか「御社の規定に従います」と伝えるより、自分が欲しい年収を素直に言ったほうが、希望年収に近づけます。

【感想】エージェントの言いなりにならない

「非公開求人」……あ〜、あれは騙されたなぁと思い返します(笑)。
年収交渉についても、以前エージェントに「御社の規定に従います」と言うようにアドバイスされたことがありますが、彼らも転職させてなんぼの商売。自分の人生なので、意思を貫くことが大事ですね。

ちなみに、本当に良いエージェントとはこういう人だそうです。

いい転職エージェントは面談で、「自分のいいところ」だけでなく「よくないところ」や「伸ばすべきポイント」を教えてくれます。 直近の転職成功だけでなく、その次のキャリアまで見据えた提案をしてくれるのです。

こんな親身なエージェントはなかなか見つかりませんが、出会えたらラッキーですね。

4. 面接・退職時のマナーと戦略

いざ転職するとなった時の立ち回りについても触れられています。

「御社のサービスに魅力を感じて」とか、「優秀な人が多いので」という自分がその企業に入りたい理由を伝えるよりも「自分を雇うことのメリット」を伝えたほうが、採用する側の納得度も高まります。

普段から自分の強みは何か意識しておかないと、「雇うメリット」なんて言えませんよね。

また、退職時も要注意です。

今の会社を批判するかたちでの退職は避けたほうがいいです。たとえ批判したい気持ちがあっても、本音と建前で行動

面接官も巧みに本音を引き出そうとしてきますが、そこはグッとこらえて。忍耐力が必要です。

5. そもそも「転職すべきタイミング」とは?

「転職してはいけないタイミング」は明確に存在します。「今の仕事がツラい、嫌になった」というタイミングです。

これは状況によりますね。戦略的な意味では著者の言う通りですが、体力的・精神的にキツイなら、壊れる前にすぐに辞めましょう!命のほうが大事です。

まとめ:会社にコントロールされないために

最後に、著者が考える「いい会社」の定義を紹介します。

本当にいい会社はどこですか?」と聞かれますが、 僕は、「自分で働き方をコントロールできる会社」 だと思っています。

職種にもよりますし、ほとんどの仕事は会社にコントロールされるのが現実です。
しかし、「発信すること」で状況を変えるきっかけは作れます。

発信することがないという人でも、ニュースなどにコメントをつけて発信するだけで意識が変わります。

これは、Twitter(X)やブログなどのSNSでアウトプットしようというお話。
会社に依存せず、副業や発信を通じて「個人」の力を高めていく。それが結果として本業の成果にもつながり、生涯年収を最大化させる。

今の働き方にモヤモヤしている方は、ぜひ本書を手に取って「次の一手」を考えてみてください。

▼今回紹介した本はコチラ

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 (SPA!BOOKS)
moto 著

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