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『国語ゼミ AI時代を生き抜く集中講義』感想|問題文が理解できない原因は「国語力」にあった!対策法を探る

この記事は約7分で読めます。

資格の勉強をしているけれど、どうしても「問題文が頭に入ってこない……」ということ、ありませんか?

「なんで内容が入ってこないんだろう?」
「そりゃ、お前の頭が悪いからだよ!」

……と、自問自答しては凹む日々。確かにそう言われればその通りなのですが、それでは一向に問題が解決しませんよね。

そんな時、ふと『ドラゴン桜』の著者のエッセイを読んでいて気づかされたんです。
「あ、これ、そもそも『国語力』がないからだ」と。

そこで、本質的な国語力を身につけようと思い立って手に取ったのが、佐藤優さんの『国語ゼミ AI時代を生き抜く集中講義』です。

「なんとなく読み」が招く理解不足

本書を読んで、僕の心に響いたポイントはなんと10箇所もありました。それだけ今の自分に「足りないもの」が詰まっていたんだと思います。

まず、なぜ文章が理解できないのか。その核心をつく一節がこちらです。

黙読や斜め読みでは、わからない言葉があるとつい読み飛ばしをしてしまいます。その結果、文章構造を捉えそこねたり、大事な概念やキーワードを理解できずに読み進めたりするケースが少なくありません。

まさにこれです。黙読だと、わかったつもりでサラッと流してしまう。それでは頭に残るはずもありません。

では、どうすればいいのか。具体的な対策も書かれています。

適切な要約をつくるためには、 ポイントとなる文章を 抜粋 し、それを再構成する 必要がある。

ただ読むのではなく、重要だと思う箇所にマークをつけ、自分の言葉で再構成する。このひと手間が、読解の鍵なんですね。

読解力を上げるための「意外な答え」とは?

読解力を上げたい!と思って読み進めましたが、衝撃的な一節に出会いました。

ガイダンスで紹介した『AI 教科書が読めない子どもたち』のなかで、新井紀子さんは、全国二万五〇〇〇人を対象とした読解力調査の結果として〈今のところ、「こうすれば読解力は上がる」とか「このせいで読解力が下がる」と言えるような因子は発見されなかった〉(前掲『AI 教科書が読めない子どもたち』二二三ページ) と述べています。

「え、じゃあどうすればいいの?」と絶望しそうになりますが、佐藤優さんはこう続けます。

本質的な「読む力」を身につけるうえでは、具体的な人間関係のなかで誰かの影響を受けることが決定的に重要 なのです。

それは教師かもしれないし、友人かもしれない。ビジネスパーソンであれば、会社の上司であるかもしれない。読解力や読書力は、そういった感化や影響を受けることでしか身につきません

「この人のようになりたい!」「この人の書くことに感動した!」という「感化される人」を見つけること。それが読解力向上の最短ルートだというのです。

知識をアウトプットしたくなる本能

僕が今こうしてブログを書いている理由も、本書の中にありました。

読書家はさまざまな図書を推薦してくれるし、わからない部分を指導する労も惜しみません。なぜならば、知識というものには「知ったら人に伝えたくなる」 という本性があるからです。

はい、まさに僕のことです(笑)。今これを書いているのも、この本の良さをあなたに伝えたくてたまらないからです。

あなたも、新しく知ったことを誰かに話したくなること、ありますよね?

もし周りに憧れの読書家がいないなら、まずは「本」を師匠にすればいい。

周囲に範とするような読書家がいない場合、あるいは自分ひとりで読書術を身につけたい人は、次善の策として、 手 練れの本読みの書いた書評に接したり、信頼できる著者の読書術を読んだりして、参考にしてもいいでしょう。感化は、書籍からも受けることができる。本書もまたその一助となることを願っています

僕もまだ「読書の手練れ」には程遠いですが、まずは師匠となるような著者を見つけていきたいです。

実践!難解な本を攻略するテクニック

本書では、具体的な読破術も紹介されています。

熟読の要諦は同じ本を三回読むことです。

これは……正直なかなかハードルが高いですが、それだけ重要だということですね。
また、どうしても難しい本に当たった時の裏ワザも。

難解な学術書の場合、いきなり通読するのは難しいかもしれません。そこで、まず概要をつかむために、最初の五〇ページと最後の五〇ページを読んでみてもいい でしょう。

「はじめに」と「おわりに」、そして目次。これらは本の設計図です。全体像を把握してから中身に入ることで、遭難せずに読み進められるようになります。

結局、勉強が進まないのは「国語力」のせい?

最後に、一番グサッときた一言を。

そこで痛感するのは、意欲はあり、勉強も一生懸命しているのだが、なかなか知識が身につかない人の問題点が国語力にあることだ。

……これ、僕のことですね。
意欲はある。勉強もしている。でも身につかない。その正体こそが、国語力の不足だったんです。

正直、この本に書いてある「国語力を身につけるための専門的な説明」自体を理解するために、今の僕の国語力では足りないなと感じる場面もありました。

_| ̄|○

でも、この事実に気づけたことこそが最大の収穫。
「勉強しても頭に入らない」と悩んでいるなら、一度立ち止まって、この『国語ゼミ』で基礎体力を鍛え直してみませんか?

今回紹介した本はコチラ

国語ゼミ AI時代を生き抜く集中講義 (NHK出版新書)
佐藤 優 著

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